東日本大震災復興支援プログラム
第5回 UTAU DAIKU in ウィーン
 

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共演コーラス・アーティスト・指揮者

コーラス

UTAU DAIKU コーラス

© k.mizumoto

日本からウィーンへと出向いた皆様で構成されているこの混声合唱団『UTAU DAIKU コーラス』こそ、このコンサートの中心であり主役。『第九』ではなく、オーストリアの音楽の友人達と共に新しい『UTAU DAIKU』を唱える。また、私たちのコンサートを聴き、このプロジェクトに感銘をうけたオーストリアからの合唱団も参加し、ともに歓喜の歌を唱える。

ウィーン少年合唱団

 © Lukas Beck
© Lukas Beck

 

現在、「天使の歌声」で知られるウィーン少年合唱団には、10〜14歳までの少年が約100人所属し4つのグループに分かれて活動している。ウィーンで行われるオペラ、コンサート、王宮礼拝堂での日曜日のミサに出演するほか、各メンバーは年間9〜11週間の公演ツアーに参加する。一年間に行われるコンサートは約300回、観客動員数は約50万人にも及ぶ。中世音楽から現代音楽まで、クラシックの合唱曲から世界の音楽、ポップスや映画音楽までと、レパートリーは幅広い。

南相馬ジュニアアンサンブル

福島県出身のMJCアンサンブルの素晴らしさは、東日本大震災の後も音楽を歌い続けました。そしてテレビや大きなイベントに数多く出演、2013年にはバチカンの教皇の前でも歌い、まさに結束と希望をかかげる有名な民間大使の一つに数えられています。


ソリスト

ソプラノ 森谷 真理

武蔵野音楽大学、同大学院及びニューヨーク・マネス音楽院修了。メトロポリタン・オペラでレヴァイン指揮「魔笛」夜の女王に抜擢され、以後「ルチア」タイトルロール、「トゥーランドット」リュー、「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ等で、ウィーン・フォルクスオーパー、スコティッシュ・オペラ、シアトル・オペラ等々で活躍。国内でも「リゴレット」ジルダ、「魔笛」夜の女王、パミーナ等、引く手あまたの活躍。2017年にはR.シュトラウス『ばらの騎士』元師夫人、プッチーニ『蝶々夫人』タイトルロール、ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』レオノーラなど主役を数多く歌唱し絶賛される。二期会会員。

メゾ・ソプラノ マリアーナ・リポヴシェック

世界のメゾ・ソプラノ歌手10人に必ず名が挙がる大歌手。スロヴェニアのリュブリアーナ出身。グラーツで声楽を学び、卒業と同時にウィーン国立歌劇場と契約を結んだ。その後、世界中の大歌劇場でメゾの大役を殆ど歌っている。中でもR.シュトラウス、ワーグナーのレパートリーでは、他の追随を許さないと定評がある。コンサート歌手としても大指揮者との共演も数多い。マーラー作品の解釈においては、1996年に「グスタフ・マーラー金メダル」が授与されている。2001年にはバイエルンの宮廷歌手の称号を受け、オーストリア共和国科学文化省より名誉十字金賞を受賞している。最近はマスタークラスで後進の指導にもあたっている。

テノール ジョン・健・ヌッツォ

2000年にウィーン国立歌劇場と専属契約を結び、2000/2001年度オーストリア芸術新人大賞「エバーハルト・ヴェヒター・メダル」を受賞。フォルクスオパーにてバースタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」(トニー役)やザルツブルグ音楽祭に出演した後、2003年にはジェームズ・レヴァインの招きによりメトロポリタン歌劇場にデビュー。近年は、国内外のオーケストラへの客演やオペラ出演に加え、シューマン「詩人の恋」など歌曲にも取り組む。2016年には三大テノールの一人プラシド・ドミンゴと歌劇「真珠採り」のデュエット、世界的ホルン奏者のラデク・バボラークとブリテン「セレナーデ」を共演。第9回日本声楽コンクール第1位、第13回出光音楽賞受賞、ロサンゼルスNATS声楽コンクール第1位、アリタリア国際声楽コンクール第2位。

バスバリトン ヴォルフガング・バンクル

ウィーン生まれ。ヴァイオリンと声楽を勉強し、ウィーン音楽院で歌曲、オラトリオ、多くのオペラを勉強する。卒業後、世界の歌劇場でゲスト歌手として出演。1993年よりウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、「バラの騎士」のオックス男爵は最も得意とする役である。コンサートやリート歌手としても数多く活躍し、ティーレマンなどの著名な指揮者との共演も多い。オーストリア宮廷歌手。


指揮者

指揮者・合唱指揮者 ゲラルド・ヴィルト

© Lukas Beck

ウィーン少年合唱団の総裁・芸術監督。ヴィルト音楽アカデミーの創立者。ウィーン少年合唱団に入団し、最初の音楽教育を受け、その後リンツのブルックナー音楽院で学ぶ。卒業後、ウィーン少年合唱団のカペルマイスター(指揮者)に就任。その後ザルツブルク州立劇場の合唱指揮者を経て、カルガリー・フィルハーモニー管弦樂団(カナダ)の指揮者となり、数多くのコンサートを指揮する。1998年には彼の音楽のルーツであるウィーンに戻り、2003年よりウィーン少年合唱団の総裁に就任する。総裁として合唱団の経営をする傍ら、指揮者・芸術監督して数多くの演奏会でタクトを振る。


オーケストラ

ウィーン・カンマーオーケストラ

© Christian Buchmann

ウィーンカンマーオーケストラは1946年に創立され、かつての首席指揮者カルロ・ゼッキ、そしてゲストコンダクターだったユーディ・メニューインとシャンドール・ヴェーグはオーケストラにとって特別のパートナーであった。最近の首席指揮者にはフィリップ・アントルモン、エルンスト・コヴァチッチ、クリストフ・エーベルレ、そしてハインリッヒ・シフが就任。2004年からは準ゲスト・コンダクターに服部譲二を迎えている。2006年にはシフ指揮によるベートーヴェンの交響曲全曲演奏が行われ好評を博した。

【ご注意】参加予定アーティストは、健康状況・その他事情により予告なく変更される場合もございます。予めご承知ください。