共演コーラス・アーティスト・指揮者
コーラス
UTAU DAIKU コーラス
ウィーン少年合唱団
ソリスト
ソプラノ 吉田 珠代
愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。2006年文化庁新進芸術家海外研修員としてボローニャに留学、08~10年(財)ロームミュージックファンデーションの助成を受けミュンヘンとウィーンに留学。10年オーストリア・シュタイヤー音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナで欧州オペラ・デビュー。「難役を見事なオーラと歌唱で演じ切った非の打ちどころのないソプラノ」と各紙で絶賛された。新国立劇場、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル松本などで活躍。12年のPMFオーケストラ演奏会ではファビオ・ルイジと共演。13年、サントリーホール オペラ・アカデミー横須賀公演『コジ・ファン・トゥッテ』『ラ・ボエーム』に出演。第6回静岡国際オペラコンクール最高位ならびに三浦環賞受賞。2016年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演(メータ指揮)の第九ソリストに大抜擢。
メゾ・ソプラノ マリアーナ・リポヴシェック
世界のメゾ・ソプラノ歌手10人に必ず名が挙がる大歌手。スロヴェニアのリュブリアーナ出身。グラーツで声楽を学び、卒業と同時にウィーン国立歌劇場と契約を結んだ。その後、世界中の大歌劇場でメゾの大役を殆ど歌っている。中でもR.シュトラウス、ワーグナーのレパートリーでは、他の追随を許さないと定評がある。コンサート歌手としても大指揮者との共演も数多い。マーラー作品の解釈においては、1996年に「グスタフ・マーラー金メダル」が授与されている。2001年にはバイエルンの宮廷歌手の称号を受け、オーストリア共和国科学文化省より名誉十字金賞を受賞している。最近はマスタークラスやウィーン国立音楽大学で後進の指導にもあたっている。
テノール ジョン・健・ヌッツォ
2000年にウィーン国立歌劇場と専属契約を結び、2000/2001年度オーストリア芸術新人大賞「エバーハルト・ヴェヒター・メダル」を受賞。フォルクスオパーにてバースタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」(トニー役)やザルツブルグ音楽祭に出演した後、2003年にはジェームズ・レヴァインの招きによりメトロポリタン歌劇場にデビュー。近年は、国内外のオーケストラへの客演やオペラ出演に加え、シューマン「詩人の恋」など歌曲にも取り組む。2016年には三大テノールの一人プラシド・ドミンゴと歌劇「真珠採り」のデュエット、世界的ホルン奏者のラデク・バボラークとブリテン「セレナーデ」を共演。第9回日本声楽コンクール第1位、第13回出光音楽賞受賞、ロサンゼルスNATS声楽コンクール第1位、アリタリア国際声楽コンクール第2位。
バスバリトン ヴォルフガング・ヴァンクル
ウィーン生まれ。ヴァイオリンと声楽を勉強し、ウィーン音楽院で歌曲、オラトリオ、多くのオペラを勉強する。卒業後、世界の歌劇場でゲスト歌手として出演。1993年よりウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、「バラの騎士」のオックス男爵は最も得意とする役である。コンサートやリート歌手としても数多く活躍し、ティーレマンなどの著名な指揮者との共演も多い。オーストリア宮廷歌手。
指揮者
指揮者・合唱指揮者 ゲラルド・ヴィルト
ウィーン少年合唱団の総裁・芸術監督。ヴィルト音楽アカデミーの創立者。ウィーン少年合唱団に入団し、最初の音楽教育を受け、その後リンツのブルックナー音楽院で学ぶ。卒業後、ウィーン少年合唱団のカペルマイスター(指揮者)に就任。その後ザルツブルク州立劇場の合唱指揮者を経て、カルガリー・フィルハーモニー管弦樂団(カナダ)の指揮者となり、数多くのコンサートを指揮する。1998年には彼の音楽のルーツであるウィーンに戻り、2001年より芸術監督、2014 年よりウィーン少年合唱団の総裁に就任。